中電社長が川勝知事と面談(静岡県)
  中部電力の水野明久社長は24日、浜岡原発3号機の運転再開の意向を川勝知事に直接伝え、知事は理解を示した。また水野社長は「原子力発電はぜひとも必要」と述べ6号機の建設を進める考えを示した。
 中部電力の水野明久社長は24日県庁を訪れ、川勝知事に定期検査中の3号機の運転再開について、3月29日に福島原発の事故を踏まえた訓練を行い、地元へ説明を行ったうえで、4月上旬にも運転を再開したい意向を伝えた。川勝知事は「同じ考えだ」と述べ運転再開に理解を示した。一方6号機の建設計画については見直しが必要と述べた。「原発そのものについて国内外において根本的に見直しが迫られている時に、これまでの計画通りに進める、6号機の新設をすることはできないと思う」と川勝知事。
 中電水野社長は23日の会見で、6号機の着工を2015年から2016年に1年先送りする方針を示している。建設そのものに反対意見があるものの、日本の電力事情から建設を進める考えを述べた。中部電力水野明久社長「原子力がぜひとも必要な電力という認識は変わっていないし、推進していく必要があると思う。6号機の計画をやめる考えは一切ない」と中電水野社長。
 また4号機のプルサーマル計画の開始時期については、予定する来年春は難しいとの見通しを示している。
[ 3/24 18:46 静岡第一テレビ]